<陥凹型結腸がんは発見しにくいから恐ろしい>
陥凹型結腸がんは、腸壁の内側の正常な粘膜が突然癌化し、
クレーターのようにくぼんで出来るので、便が通過しても、出血
することが少ないのが特徴です。
陥凹型結腸癌は、便に血が混じらないことが多く、健康診断での
潜血便検査では発見できません。人間ドックの検査で行う大腸バ
リウム注腸二重撮像法(DCBE)でも、発見できないこと多いのです。
バリウムにより隆起した部分は明確になりますが、液面下にある
陥凹型大腸がんの場合は隠れてしまいます。
このがんは、内視鏡検査で初めて見つかることが多いのです。
お腹のはりの症状、実はがん細胞の増殖で腸管が狭くなりガスが
たまっていたためのものです。
下腹部のキリキリするような痛みも、増殖した癌によって結腸が
圧迫され、便が通りにくくなったため生じたものです。
最終警告の嘔吐は、肥大化したがんが原因で、腸に大量の消化物
がたまり生じました。
この癌は、隆起型の大腸癌に比べ、進行が早く肝臓など他の臓器
に転移しやすいことが恐ろしい点です。帰らぬ人となってしまう
場合もあります。
腸の内視鏡検査は、大腸内をきれいにしてから検査を行う必要が
あり、下剤などを2時間程度かけて飲み、頻繁にトイレに行って
から行うため半日程度時間を要します。
大腸内を十分に洗浄しないと陥凹型大腸がんを見過ごすことも
あり大切なことです。
しかし、怖い陥凹型結腸癌などを早期に発見するためには検査を
心がけたいものです。




